開発者向け情報
このページでは、アバターギミックの開発者向けの情報を提供します。
ギミックの開発
スクリプトの設定
最初に、コア機能を自動的にインストールするためのスクリプトを設定します。これがないとギミックが動きません!
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"Packages/VRC Heart Rate/Assets" にある
SampleScript
プレハブを開き、Auto Module Placer
コンポーネントをコピーします。
マニュアル操作版の場合は_Manual
が付いている方をコピーします。 -
ギミックのルートオブジェクトに「新しいコンポーネントとして貼り付け」します。
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開発者向け設定を開き、結合するアニメーターレイヤーに応じてチェックボックスを付けます。
(基本的には "FX" のみになると思いますが、例えば呼吸アニメーションは "Additive" になります。) -
「オプションが一つも配置されていません。」警告が消えたら、「強制チェック&配置ボタン」を押します。
OSCHeartRate_Core
プレハブが同階層に出現し、その子に指定したレイヤー名のオブジェクトが生成されたら成功です。
パラメーターについて
使用頻度の高いパラメーターのリストと説明は以下の通りです。
値は読み取り専用にし、上書きしないでください。
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VRCOSC/Heartrate/Value
- 型: Int
- 説明: VRCOSCから送信された整数の心拍数がそのまま入ります。
一定の心拍数を条件としたギミックを作成する際に使用できます。
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VRCHR/Local_FullHR_Float
- 型: Float
- 説明: Intで[0,255]の心拍数をFloatで[0.0,1.0]にマッピングした値です。
Motion Timeなど、心拍数に比例するようなギミックを作成する際に使用できます。
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VRCHR/Local_CyclePhase_Float
- 型: Float
- 説明: 鼓動1ループの進行度を[0,1]で表した値です。
例えば、心拍数が60bpmの場合、1秒で0から1まで変化し、次の1秒でまた0に戻ります。
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VRCHR/Local_Trigger
- 型: Bool
- 説明: 鼓動の1ループの開始時に1フレームのみTrueになります。
確実に1ループの開始を検知したい場合に使用できます。
使用不推奨の内部パラメーターは以下の通りです。
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VRCHR/ManualHR_Float
- 型: Float
- 説明: VRC内でラジアルパペットから操作されたパラメーターが入ります。0.0で0bpm、0.1953125で50bpm、1.0で177bpmにマッピングされます。
直接使用することは推奨しません。代わりに "VRCHR/Local_FullHR_Float" を使用してください。
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VRCHR/Blend
- 型: Float
- 説明: Direct Blend Tree を有効化するために使用されます。
パラメーターのリスト
"Packages/VRC Heart Rate/Assets/Prefabs" にある VRCHeartRate_Core
のプレハブに、完全なパラメーターのリストがあります。
- OSC(デフォルト)
- OSC(パラメーター数削減)
- マニュアル
注意事項
VRC Heart Rate を用いたギミックを公開する際は、必ず
- VRC Heart Rate のインストールを促してください。
- Boothの商品ページなどに当アセットをインストールするためのリンクを記載してください。
- ダウンロードファイルに unitypackage版のインストーラ を同梱してください。このパッケージをインポートすると、自動的に最新版がインストールされます。